今朝は朝から雨模様です。気温も下がっていて、薄いセーターを羽織っています。
昨夜、娘の嫁ぎ先のお義母様がお亡くなりになりました。誠にご愁傷様でございます。詳しい状況はまだわかっていませんが、五日前、脳内出血で入院した夜に意識が無くなり、緊急出術を行ったものの意識が戻らないまま、昨夜半にお亡くなりになった、とのことです。合掌。確か75才だったと記憶しています。裁縫がお得意な方で、双子の孫たちに赤ん坊のころからいろいろな洋服を縫ってくれており、先日もハロウィン柄の手提げカバンを作ってくれておりましたので、余計に信じられない気持ちです。
娘の夫は男三人兄弟の三男坊で、お義父様はガンの治療で同じ日に別の病院の入院したところでした。これからは、男兄弟三人でお義父さんを支えていかなければなりません。彼は40才になったばかりで、お兄さんたちも40代ですから、みんな仕事に油が乗った時期でしょうから、いろいろと大変かと思います。
私自身は父と母を見送り、妻は父と義理の兄を見送りと、それぞれにそういう経験をしていますが、娘夫婦にはすべてに初めてのことになります。大変でしょうが助力しますので頑張って下さい。
こういう報に接すると、いよいよ次の順番ということを考えてしまいます。最近妻は、終活、終活と言いながら、昔の服や靴などの整理や、各種書類の整理を行っています。たしかに今この瞬間に相手がいなくなったら、何もできない自分を想像して愕然としてしまいます。最近はなんでもパスワードがかかっていたりしますので、身内と言えども簡単には解除できず、結構苦労します。だいたいどこに一体いくら貯金してあるのか、詳細に把握していないぐらいですから、永遠に埋蔵金になってしまいそうです。そういう意味で、お金やそれら関係することについては最低限整理しておくのが、残されたものに対する礼儀かもしれません。
服や靴、昔の賞状や思い出の品なんかはどうでしょうか。妻は、収納の問題もあるので、着られなくなったものや流行遅れはどんどん整理していますが、それでもまだまだいっぱいあります。私も、現役時代のスーツや革靴がドーンと占拠を続けており、またのんびりしたせいか大きくなった身体に合わなくなった過去の細身の服たちは、ことあるごとにやり玉に挙げられています。一昨年、従弟の伯父さんが無くなった時、従弟は数か月以上かかって遺品の品々を廃棄したそうです。祖父と祖母、伯母さんのものもそのままだったようですから、四人分プラスご先祖様の分まで一人で整理して廃棄したそうです。彼の妻にはわからないものばかりなので、結局一人で整理したとのこと。大変な遺産を残してくれたものだ、とボヤいていました。こっちにも昔の写真を送ってくれたりしました。遺品の整理によって故人を偲ぶ、ということもありますので、予め過去のものをすべて綺麗さっぱり捨てておきました、というのも少し寂しい事なのかもしれません。とはいえ、少しずつは片付けておかねば、とは思いますが。・・・
私の父や義父は、70才を前にして亡くなっており、自分にとってはそこが一つの鬼門かな、って内心思っております。それまでにまだ数年ありますが、もうあんまり遠慮せずに生きていきたいな、とお義母さんの訃報に接し、改めて感じたところです。
ご冥福をお祈りします。ありがとうございました。合掌。